DV・虐待

太田桃子 DV耐えられず夫を殺害!その時義父は?何度も警察へ相談するも出口なく 海外では恩赦の場合も

名古屋市中村区、48歳の妻が50代の夫を殺害した。理由はDV被害である。妻はこれまでに2度警察へ相談していたのだ。追いつめられての犯行と思われる。家庭内で起こるDV、虐待を阻止することは難しいのか、警察がどういうアドバイスをしていたのか気になります。夫の父親も同居していたということですが、犯行当時は不在。DVが連鎖だとしたら、夫と父親の関係も気になるところですね。48歳。逃げることも難しかったのか・・・それとも漸く自由になれたのか。。

 

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DV被害で夫を殺害した妻

日時:3月11日
住所:名古屋市中村区本陣通
通報者:親族の男性
同居:夫、妻、夫の父親
犯行当時、父親は不在だったということです。どこへ?

50代の夫とみられる男性を殺害したとして、愛知県警中村署は11日、殺人の疑いで名古屋市中村区本陣通の会社員の女(48)を逮捕した。女は「昨日、私が夫を殺した」と供述。中村署は自宅で見つかった男性の遺体の身元確認を進めている。

署員が駆け付け、自宅マンション内で死亡した男性が布団に寝かされているのを確認した。そばに女がおり、殺害を認めた。遺体に目立った外傷はなく、中村署は12日以降に司法解剖し、詳しい殺害方法などを調べる。

 

平成25年と28年に、夫から家庭内暴力を受けていると愛知県警中村署に相談していた。

 

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海外ではDV被害者による罪には恩赦も

何十年にもわたって暴力を振るわれた末に夫を殺害した、服役中のジャクリーン・ソバージュ受刑者(68)に、フランスのオランド大統領により恩赦が与えられることが発表され、その恩赦を享受できるかの審査が2月8日に始まった。

ソバージュ受刑者は、暴力的なアルコール依存症の夫から47年にわたりドメスティック・バイオレンス(以後DVと記述)を受けていた。また子供達も虐待に苦しめられ、更に娘達は性的虐待もされていたという。そんな生活の中とうとう2012年に息子が首つり自殺。その翌日、ソバージュ受刑者は夫の背中をライフル銃で3回撃って殺害し、2014年に殺人罪で禁錮10年の刑を言い渡されたのだ。

正当防衛だとする主張が行われたが棄却されている。フランスの法律では、正当防衛は受けた身体的攻撃と、同程度の反撃行動の場合のみに適応されるため、ソバージュ受刑者のように、長年にわたって繰り返された暴力に対する反撃行動の場合は範疇外なのだ。弁護士や女性団体らは、裁判中にも「夫婦間暴力における正当防衛の適用範囲を広げる」よう要求していた。

一方、事件の内容が報道されればされるほど、そのショッキングな内容がフランス国内で注目を浴び、パリ市長も救済委員会に名を連ねたほど、多くの人の心動かされた。釈放を求める嘆願書には40万人以上の署名も集まり、最終的に大統領による恩赦が決まったのだ。

フランスは女性の権利の尊重という面で先進的だと日本からは見えるが、歴史的に見てみるとそうでもない。「相互の同意による離婚」は1975年まで認められていなかった上、「中絶禁止」、「財産の相続権が男性にのみ」、「子供の養育権は男性が独占」、「女性は預金口座も持てない」と、同時期の日本と比べても、ソバージュ受刑者が結婚した頃のフランスの女性の自由はかなり制限されており、男性による支配が強かった。

DVに至る原因は複数あるが、ソバージュ受刑者の場合、「父は母の事を召使にしか思ってなかった」などの子供達の証言からも、もともと男性優位な傾向がある家庭であったと推測される。確かに女性解放運動を経て、現在のフランス人女性の権利は向上したが、しかしながら、こういった男性優位な家庭もまだまだ存在するのだ。

フランス政府の活動の一つであるMIPROFの2015年11月の会報によると、フランスには18歳から75歳以内の毎年22万3千人の女性が、パートナーから重大な身体的・性的暴力に合っていると言う。調査方法の違いもあり断定はできないが、2014年に日本の警察が把握したDV件数の5万9千件に比べると、フランスでDVが起こっている数は日本よりかなり多い。

しかし、被害者自身本人からSOSが上がることは少ないと言う。被害者自身がDVを受けていることに気付かないパターンや、長期にわたるDVで被害者の自信や自尊心を失われ、刷り込まれてしまった恐怖心が足かせになり、正しい判断ができなかったり、自由に動けなくなる場合が多い。ソバージュ受刑者の47年間もそうであったのだろうか。子供たちの人生を滅茶苦茶にしたくなかった。子供たちを守りたかった一心だったのだろうか。

こういったニュースを聞いて気になるのは、フランス人と結婚した日本人女性がDVの犠牲者になる場合だ。警察に通報してもフランス語が達者な夫に嘘を言われて、警察が相手にしてくれないこともあると言う。フランス人との離婚は大抵はフランスの裁判所で審議が行われるが、やはり言葉の問題で立場が不利になる場合も少なくはない。「日本の裁判所で日本人の妻の離婚の請求等を認めた判例」もあり、上手く立ち回れた事例もあるが、異国の地で誰に聞いていいのかも分からない日本人女性も一定数いるのは確かだ。そういった女性達は、どうやったら救えるのだろうか。

この事件はフランスのあらゆるDV被害を受けた女性の象徴的存在となっており、今後のフランスのDV対策に大きく影響を与えることは間違いないだろう。

DVを受けている妻は多く、黙っているケースも多い。自分だけじゃない、誰かのためにも「声をあげる」事はとても重要だと思いました。
これは虐待もそうで、自分の家の中の出来事に収めてはいけない。そこにつけ込む幼稚な男は、恐ろしいくらい多いのだから。

 

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